楚喬伝(そきょうでん)の動画を無料で試聴できる韓国ドラマ配信サイト

西魏の時代にある中国。人間狩り場へ美しい女奴婢が連れてこられた。彼女は記憶を失っており、そのわずかな断片から荊小六と名乗るが、その脳裏には彼女を「楚喬」と呼ぶ声が何度も響いていた。
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失った記憶の鍵とおぼしき悪夢を見た小六。目覚めた彼女に、姉の汁湘は宇文府の恐ろしさを話す。後日、宇文府で燕北の世子・燕洵の誕生祝いが行われ、宇文懐は宇文ゲツの毒殺を企て、汁湘を使って酒を勧める。
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小六は濡れ衣を着せられた兄・臨惜の死を目の当たりにし、冷酷な宇文ゲツに憎しみを覚える。しかし罰を受けて負傷した小六を、妹の小八は「疫病神」と罵った。一方、宇文懐が毒殺された宇文灼の遺体の検分を求める。
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祖父・宇文灼の葬儀を終えた宇文ゲツを訪ねた宇文席は、自分の息がかかった女を宇文ゲツの夜伽の相手としてあてがうつもりだった。その真意を見抜いていたゲツは、下女の中から候補を募り選抜試験をしようと言う。
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夜伽役を勝ち取った小六が初めての寝所仕えに臨む夜、宇文ゲツはひげ剃りを命じて小六を試す。敵討ちを思いとどまった小六に、ゲツは星児という名を与え、床を共にするのではなく武芸を仕込み始める。
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宇文ゲツは罰と称して星児に色々な訓練を受けさせる。あまりの厳しさに音を上げそうになる星児は、ゲツの真意が理解できない。しかし、星児の常人離れした上達の早さを月七は不審に思い、彼女の素性を調べる。
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魏の皇帝は燕北の定北侯に謀反の意思があると疑い、事実を探るため宇文懐に密勅を下した。紅山院が実権を握る好機と見た懐は、青山院を潰し宇文ゲツを殺そうと企て、極秘の暗殺組織「往生営」に接触する。
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宇文ゲツを毒蛇から守った星児だが、雪玉狗のせいで瀕死の状態に陥ってしまう。星児を診察した医師は、過去に封じ込まれた内力が体内で燃え上がり、極寒の内功で抑え込まないと半日で死に至ると言う。
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宇文ゲツに毒蛇を放った犯人として錦燭を捕らえさせることに成功した星児だが、宇文懐のわなに落ち、奴婢牢に拘束される。だが星児は、言葉巧みに錦燭を直接対決の場に引き出させ、ゲツの教え通りに追い詰めていく。
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宇文灼から星児の訓練を許された宇文ゲツだったが、祖父が秘密裏にある計画を進めようとしていることは知らなかった。一方、訓練が再開され、花園で嗅覚の練習をしていた星児のもとを魏の皇子・元嵩が訪れる。
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女執事・宋の殺害発覚を恐れ、星児たち姉妹は宇文府から脱走。小七と小八は先に城外の茶店へ向かい、星児は偽造した奴婢解放証を入手して合流しようとする。だが、宇文ゲツが星児を灯籠祭りへ連れていくと言いだす。
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妹たちを連れて逃げようとした星児だったが、小八が傷を負ったため宇文府へ引き返さざるを得なくなる。星児は何食わぬ顔で宇文ゲツのもとへ戻り、灯籠祭りの後の行動と帰宅が遅くなった経緯を説明する。
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宮中から辺境兵力図の極秘情報が流出してしまう。梁の間諜の策略とは知らず、皇帝は燕北に謀反の意志があるとの疑念を強めていく。諜紙天眼を束ねる宇文に対し、皇帝は逆臣の名を告げよと迫った。
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人質になっている燕洵を連れて帰るため、母・白笙が長安を訪れた。白笙は、自分が代わりの人質になるから息子を燕北へ返してほしいと皇帝に乞うが、皇帝は公主の裳着の儀式を口実に、2人を引き止める。
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宴会に乗じて梁の間諜が紛れ込み、諜紙天眼の中枢まで侵入されたため宇文灼と宇文ゲツは焦りを募らせる。裏で糸を引くのは宇文席だとにらむゲツは、逃走した間諜を捕らえるため長安の町で徹底的な捜索を始める。
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皇帝は、燕洵とその母・白笙を都にとどめようと画策するが、魏貴妃の進言を聞き入れ白笙のみを燕北へ送り返すことにした。残される燕洵は、軽率な行動は控えるようにとの父への伝言を託し、母を見送った。
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梁の公主らのわなに落ち、星児と宇文ゲツは武器商人・左宝倉の店の地下に閉じ込められ、ゲツは寒疾の病により眠りに入る。同じく閉じ込められた左宝倉は、星児の持つ木珠を、江湖の女隠密・洛河のものと見破った。
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傷を負った星児に宇文ゲツは高価な薬を与え、小八の顔の傷痕を消す薬まで手配させた。小七と小八はゲツの洞察力と優しさに驚き、星児もゲツを慕い始める。一方、燕洵の屋敷を仲羽という定北侯の部下が訪ねてきた。
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梁の間諜・蕭玉は、宇文ゲツによる徹底的な捜索の網をかいくぐり、宇文懐と古い陵墓で接触。魏と燕北を仲たがいさせて魏を崩壊させるための協力を懐に迫る。戸惑う懐だったが、ついにこれを承諾してしまう。
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魏の皇帝は、ついに定北侯一家の抹殺を決意。命乞いをする魏貴妃だが、できるのはわが子を守ることだけだった。元嵩と元淳を呼んだ魏貴妃は、皇族としての心得を教えるが、純粋な2人にはこの状況を理解できない。
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星児は宇文席を討って宇文ゲツに暗殺の罪を着せた。その知らせが燕世城の首を取って戻った宇文懐にも届く。朱順を従え極楽閣に入った懐は仕掛けが発動すると朱を盾にし、執事をあっけなく死に追いやる。
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燕洵に助けられた星児は、彼の配下たちと合流。2人は以前のようにふざけあい、ひと時の休息を取るも、宇文懐の率いる追っ手に発見された。だが星児と燕洵は協力して窮地を脱し、共に馬に乗って逃走を図る。
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燕北攻めから帰還した趙東亭は、燕洵の姉が逃げたとの報告を受け、弟の趙西風を追手に差し向ける。一方、星児に傷を負わされた趙西風は恨みの矛先を燕洵に向け、燕洵の身重の姉を情け容赦なく惨殺した。
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皇室の刑場・九幽台に引き出された燕洵と星児。燕一族の首が壇上に並べられ、燕洵は母を除く一族全員が皇帝に殺されたことを初めて知る。そして聖旨により、首実検と処刑の見届けを条件に罪を許すと告げられるが…。
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誅殺された燕一族の首をひとつずつ確かめる白笙は、「惨めな姿をさらしても生き延びなさい」と燕洵に言い残し、自害。罪を免れた燕洵と星児は再び投獄され、惨劇を目の当たりにした元淳は、自身の無力さを責めた。
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全てを失い失意の底にいる燕洵だが、星児の懸命の励ましにより心は徐々に生気を取り戻し、いつか長安を血の海にすると復讐を誓う。そんななか、仲羽が仲間たちと燕洵の救出を試みるが、蕭玉に阻まれ失敗に終わる。
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宇文懐は牢から星児を連れ出し、宇文席殺害について問いただそうとするが、駆けつけた宇文ゲツの放った針により星児は息絶えてしまう。実は星児を仮死状態にして運び出し、すぐに蘇生させる計画だったのだが…。
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皇帝は燕洵を生かす道を選んだ。心を入れ替え魏に尽くせ、との聖旨により軟禁された鶯歌苑には、刺客が次々と送り込まれる。燕洵は星児と共に迎え撃つが、宇文懐と魏舒游が武器の捜索という理由で家を調べ始める。
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宇文懐と魏舒游から執拗に命を狙われる燕洵は、ついに意を決して秘策に出ようと決心。燕洵が刺客に襲われた夜、皇帝の前でそれぞれの言い分を述べ、舒游は刺客を送っていないと言い張るが、事態は一変する。
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燕洵は軟禁生活のなか、解放予定の3年後に星児と共に燕北へ帰る日を夢見つつ、その日に備えて力を蓄えるべく水面下で準備を進めていた。一方、辺境への赴任を命じられた宇文ゲツは、最前線で外敵と戦う毎日だった。
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皇帝は長安に凱旋した襄王と宇文ゲツを褒めたたえるが、同時に第三皇子を辺境から呼び戻して襄王に圧力をかけ始める。ゲツは燕洵との3年ぶりの再会を楽しみにしていたが、無愛想な燕洵はすっかり人が変わっていた。
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狩りの夜宴でついに星児との再会を果たした宇文ゲツ。燕洵の復讐心を見抜いているゲツが「法を犯すな」と忠告するが、星児はこれを素っ気なくあしらう。一方、趙西風と魏舒游が星児の抹殺に向けて動くのだが…。
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息子を失った魏光は燕洵への復讐を決意し、魏家の将来を甥の舒燁に託す。一方その頃、皇帝に呼び出されて皇宮へやってきた星児は宇文懐と出くわし、剣を帯びての参内を理由に捕縛されそうになっていた。
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魏光が犯した汚職と白玉鼎横奪という大罪により、魏閥一族に皆殺しの沙汰が下るかと思われた。しかし宇文ゲツの策により、舒燁が自ら叔父を告発することで、魏光のみが斬首となり、一族は全滅を免れる。
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魏を訪れることになる梁の太子・蕭策。魏の皇帝は淳公主を蕭策に嫁がせたいと考えていたが、蕭策は女好きで評判が悪く、それを案じた魏貴妃はお気に入りの宇文ゲツに淳公主を降嫁させたいと思い、元徹に相談する。
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魏の皇帝に謁見した蕭策は、星児を国へ連れて帰りたいと言うが、皇帝の側室である蘭淑儀にたしなめられる。一方、皇帝が蕭策と結婚させようとしていることを淳公主は知り、燕洵以外の人には嫁がないと皇帝に言う。
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元淳と燕洵の結婚話は皇帝の策略だと見抜いていた星児。一方、燕洵が仲羽と共に長安脱出の計画を練り直そうとした時、蕭玉が協力しようと言い、共に魏に敵対する者同士として、燕洵は蕭玉の申し出を受け入れる。
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蕭策から梁の間諜の手掛かりを得た宇文ゲツは、利用されていると承知で、長安に張り巡らされた間諜網の一掃に乗り出す。蕭玉の腹心である桃葉を捕縛し、間諜の拠点を次々と襲撃するなか、燕洵の策略が明らかになる。
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命令書を紛失して処罰された賀蕭と共に、傷を負った身で星児は正座を続けるが、力尽きて昏倒。そこへ宇文ゲツが現れ、星児を強引に自分の天幕に連れていき、眠り込んでいる星児は無意識にゲツの腕にすがりつく。
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梁へ帰る蕭策を見送るため星児がやってきた。星占いによって戦乱を予見した蕭策は、星児を梁へと誘う。星児は、「魏と燕北が戦になっても、どちらとも組まない」と語る蕭策を笑顔で見送るのだった。
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ついに謀反を起こし長安から脱出しようとする燕洵に、淳公主は必死に追いすがるが、2人の間の溝が埋まることはなかった。一方、無事に燕洵を城外へ脱出させた秀麗軍は、自らも城外へ逃げようとするが…。
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兵を装い部隊に潜んでいた元嵩は、燕洵を暗殺しようと襲うも返り討ちに遭い、右腕を斬り落とされる。一方の燕洵も、毒が塗られた元嵩の刃を受けて倒れ、元嵩と淳公主の2人を送り帰すよう命じると意識不明に陥った。
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星児は元嵩と淳公主を長安まで護送したが、逆恨みした淳公主は魏舒燁をそそのかし、星児への復讐を目論んでいた。また、息子を宇文懐に殺された蘭淑儀は、やはり星児が元凶だと決めつけて不幸に陥れることを誓う。
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星児は再び奴隷商人にとらわれた書生・梁少卿を助けるが、追っ手の役人と戦って重傷を負い、自身も捕まった。一方、梁少卿が賢陽組合の裏帳簿を持っているとの情報を得た宇文ゲツは、星児の居場所を知る。
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宇文ゲツが滞在する田の屋敷に、星児を追う魏舒燁が訪ねてきたため、ゲツは星児を伴って宴会に参加する羽目になる。そこへ田の配下に捕らえられた梁少卿が運ばれてきた。舒燁が、梁少卿の捕縛を指示していたのだ。
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宇文ゲツと星児が潜り込んだ商人たちの一行が襲撃されて全滅。2人が保護していた賢陽の豪商の幼い息子・墨児だけが生き残った。この残忍な惨殺は、賢陽組合から商人一行が離脱することを許さない燕洵の仕業だった。
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蕭策から往生営という暗殺組織があると聞いた宇文ゲツは、星児の毒消しを得るべく乗り込もうと考える。一方、蕭玉は夏虫という往生営の元刺客から、洛河の娘の情報は往生営の秘録を見ればわかると告げられた。
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宇文ゲツは蕭玉を梁の間諜だと見抜き、両者は戦い始め、ゲツの長剣が蕭玉の肩を貫く。蕭策の屋敷へ駆けつけたゲツは、体調が回復した星児から「燕洵を追って燕北へ行く」と言われ、抑えていた胸の内を打ち明ける。
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賀蕭と再会した星児が紅川城へ向かうと、城門は閉ざされ、民が締め出されていた。星児は中にいる程鳶に開門を求めるも拒まれる。程鳶は星児が燕洵の復讐の邪魔になると考え、殺害を決行するが風眠が必死で阻止する。
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紅川城で星児と秀麗軍は、魏軍に断固として抗戦する構えを取る。一方、燕洵は長安へ向けて破竹の勢いで進撃するが、星児が依然として紅川を死守していることを知り、脱出を説得すべく仲羽を差し向ける。
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淳公主と魏舒燁の大軍の攻撃を受け、孤軍奮闘する秀麗軍。ついに力尽きて紅川城を奪われると、市街戦で葛奇が命を落とし、大勢の民も犠牲になってしまう。必死に戦う星児も、精根果てて倒れてしまった。
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虎符を盗んで軍を勝手に動かすという大罪を犯した淳公主に、皇帝は自害用の毒酒を用意する。だが、実母の魏貴妃が自らの死をもって淳の命乞いをしたため、淳は死罪を免れ皇宮内での蟄居処分となった。
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燕北王として美林関へ赴いた元嵩は、飢える民の姿を目の当たりにし、一刻も早く戦を終わらせようと心に誓う。そして、宇文ゲツの指揮のもと、諜紙天眼の諜者たちを動かして紅川城を攻略する策を練る。
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病で弱った皇帝は、幼い皇子・元ヨウに、後継者にしようと白羽の矢を立てた。皇位簒奪を恐れ、力のある元徹を警戒したためだった。淳公主は策を弄して元ヨウの養育役となり、皇位の行方に野心を見せる。
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程鳶の策略により秀麗軍の数人が近衛軍との戦いになった。燕洵はその数人の兵士を処刑すると決める。だが、宇文ゲツの知らせでやってきた星児が、必死に秀麗軍の忠誠心と軍功を訴えて命乞いをする。
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宇文ゲツとふたりきりになると星児は、「選んだ道を後悔はしていない」と言うものの心の迷いを見せる。そんな星児にゲツは「心のままに生きろ」と励ます。その後、星児はようやく烏道涯と顔を合わせる。
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蕭玉は心を許した長年の文通相手が宇文ゲツだったことを知って苦悩する。だが結局、ゲツを殺すことはできず、ゲツは蕭玉の口から星児の素性を聞かされる。その頃、美林関で暮らす元嵩のもとを元淳が訪ねる。
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宇文ゲツは秀麗山へ潜入し、ひそかに楚喬と会った。ゲツから深い愛を告げられ、楚喬の心は揺れ動く。程鳶はこの「密会」を口実に、燕洵から宇文ゲツ殺害の意を引き出すことに成功し、ゲツをおびき出すことに。
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